私は転職活動を始める少し前から、とあるFP(ファイナンシャルプランナー)の方に相談を始めていました。
転職というのは、人生にとってまた大きな節目になります。
私は恥ずかしながら将来設計が全く出来ておらず、本当に漠然とした考えしか持っていませんでした。
そこで、一般社会に出る前に金銭的なことを相談したいと思い、辿り着いたのがFP(ファイナンシャルプランナー)さんだったのです。
自衛隊を退職すると金銭面が不安に
貯金のこと、年金のこと、保険のこと。
わからないことは色々ありましたが、自衛隊を退職するとなると、やはり金銭面がとても不安だったのです。
自分の支出は今までのままで良いのか、何か見直したほうが良い物があるのか、FPさんに相談してみたのです。
①保険の見直し
まず最初に相談したのは保険の話です。
自衛隊にいると安定していますし、さまざまな恩恵がありますよね。
例えば、安い団体保険(1口100円2社満口)で死亡保障が6000万円があります。
団体生命保険
「団体」というのは、1口100円で満額50口加入可能な団体保険です。
一応任意ではあるものの、まず100%加入します。
2社ありまして、ほとんどの隊員が2社とも満額加入を勧められているはずです。
掛け金が安いのに死亡保障が6000万とかなりお得な保険。
さらに毎年1回、還付金として保険会社から2万円程度の現金支給があります。
詳細⇒自衛官の給与明細から紐解く、給料から天引きされる項目【独身編】
これがあれば民間の生命保険なんてかける必要はないくらいです。
しかし、一般の会社に勤めるとなると、そういったお得な団体保険もありませんし、毎月引き落とされていく生命保険料の負担の多さに金銭的に不安な点も多かったのです。
いつも元気だった身内が大病をしたこともあり、保険を見直すことにしました。
自衛官は高額な生命保険に入りがち
私の場合、親に勧められるまま入った保険のままでした。
人によっては部隊に出入りする保険のおばさんに勧められるまま、割高の保険になんとなく入っていたというケースもあります。
そのため、自分でも支払い金額が高いと感じていたので、そこを見直して頂きました。
例えば、女性向けの保険というのは一切加入していなかったんです。
しかし、子宮がんや乳がんのリスクは段々と上がっていきます。
どんなに健康でも、いつ大病をするかわかりません。
そうなった時のために、やはり女子特有のがん保険とか、女性向けの商品の方が良いんじゃないか?など相談させて頂きました。
支払を減らして貯蓄へ以降
私の場合、基本的にかなり無駄が多く、年齢にしては異常に保険料が高いと言われてしまいました。
私の希望としては、まず内容を妥当なものにして頂きたいということ。
ちょうど相続がありましたので、それも含めて検討して頂きました。
かなり月々の支払いは減るとのことでしたので、貯金が苦手なので貯蓄重視の物を入れて頂いたり。
トータルではびっくするくらい安くなりましたよ。
②退職後の税金や年金の手続きをお任せ
自衛隊を退職し、社会保険に入れない場合は国民年金への切り替えが必要になります。
退職して開業したり、または転職先が決まらずに退職した場合は「国民年金・国民健康保険」への切り替えが必要になります。
自衛隊を退職したら必要書類を貰い、役所へ自分で届出し変更してもらうことになります。
国民健康保険料は昨年の所得により決まりますので、退職後に収入が下がったとしても割高な保険料を収めることになります。
詳細⇒自衛隊を辞める手順と流れ。自分でやること沢山あるので頑張って!
FPさんには、国民年金への切り替えや、他にも相続に関する書類の取得もやってくださいました。
委任状を書いて、代わりに役所に行って手続きをしてもらうのです。
税金に知識のある方が私の変わりに完璧にやって下さったおかげで、転職活動に集中することができました。
FPさんへの相談料金について
料金は相談に1時間ほどかかったからと、5000円でやって頂きました。
普通に考えたら色々やってくれてこのお値段はとてもお得だと思います。
今後のことを考えれば、絶対に無駄にならないと思いました。
知り合いに紹介してもらったので、ちょっとおまけしてくださっているかもしれませんね。
自衛隊専門でやっているFPさんとかは1時間3万円くらいしたりする人もいます。
その分すごく万能なのかもしれませんが、定年退官で退職金が多く入るとか以外であれば、普通のFPさんで十分だと思います。
転職活動に集中するために必要なこと
転職活動に集中するためには、なるべく他人に任せられることは任せた方が良いと思います。
特に、多くの自衛官は税金や保険についての知識がありません。
転職活動は気力も体力も使いますし、そこへ金銭的な不安ものしかかると大変です。
少しでも負担を軽くし、一つでも不安を取り除くことが、転職活動を成功させるコツなのかもしれませんね。