自衛隊から民間企業に転職する際に困るのが「自己PR」をどうやって決めるかですよね。
自衛隊を辞めて再就職する際は、書類審査と面接が必須項目になってきます。
書類審査までは通るのに、面接で内定がもらえない…という人は要注意です。
なぜなら、せっかく書類審査で興味を持ってもらっているのに、面接で自己PRをしっかり伝えきれていない可能性があるからです。
自衛官の転職「自己PR」例
自衛官が転職する際には、「過去の経験を未来にどう活かすか」という説明が重要になってきます。
自衛隊で培われた能力はどんなものがあるか書き出してみましょう。
例えば…
- 集団行動(協調性)
- 忍耐力
- 体力
- 統制力
- 任務遂行力
- 元気のよさ
これを民間企業の面接用に変換してみると、下記のような自己PRができてきます。
「集団行動が得意だったので協調性がある」
自衛隊と言えば集団行動です。
和を乱さないよう統制された行動力は一般人には中々ありません。
そのため自衛隊出身者は協調性があり
それが仕事に「集中力」という形で役立ちます。
集中していないと他の人の動きがわかりませんし、組織的に行動をする仕事では大いに役立ちます。
「厳しい訓練で培われた忍耐力は人より上だ」
自衛隊では何度も厳しい訓練を重ねてきました。
その為、一般人からも忍耐力は人一倍あると思われています。
厳しい状況でも諦めない心構えが
当たり前に身についている。
ちょっと叱られればスグ辞めてしまう若者が多い中、
自衛隊で忍耐力を高めた人が企業に来てくれるというのは願ってもないことかもしれません。
「任務遂行を心がけてきたので仕事をやりとげる力がある」
自衛隊では「与えられた任務を100%やり抜くこと」が徹底されていますよね。
それが訓練から掃除まで…本当に細かいところまで。
これが嫌で自衛隊を辞める人がいるかもしれません。
ですが、この「100%やりとげる習慣」というのは、実は非常に有効なPRになります。
目標に向けて責任感を持って
仕事をやり遂げる力がある
自衛隊出身者にとっては当たり前の事でも、ちょっと見方を変えれば強いアピールポイントになるのです。
「自衛隊で体力を付けたので力仕事は人より自信がある」
自衛隊出身者と言われて多くの人がイメージをするのが「体力がある、力持ち」ということでしょう。
体力自慢ばかりが集まる職場では珍しくありません。
ですが…
例えば女性が多い職場や、
年輩の方が多い会社では重宝されます。
体力だけが取り柄と言う場合もで、会社によってはそういう人材が欲しいと思っているところもあるのです。
自己PRは応募会社によって分けること
自衛官の転職で面接突破できるコツは、「自己PR」は使い回さないということです。
仕事内容や職場によっては、適さない自己PRもあります。
【例】
- 集団行動が得意⇒個人で仕事をするような職場では無意味
- 体力が自慢⇒事務職では関係ないかも
そして大切なのは、自衛隊のことだけを話すのはやめましょう。
自衛隊での仕事内容を理解してもらおうと思わなくて良いのです。
面接官は自衛隊の仕事内容に興味があるのではなく、貴方に興味があるのです。
「〇〇という訓練があって、そこで〇〇を学び、今の自分があります」程度のことで大丈夫です。
どうしても面接で落ちてしまう原因
面接まで進めるということは、自分に少しでも興味を持って下さったということ。
少なくとも、ある程度の条件は揃っているわけです。
つまり、内定がとれるかどうかは
面接の出来によって決まるわけです。
自己PRもしっかりと考え、面接官の印象も良かったのに内定が出ない。
そんな事が続いている人には、何か他に問題があるのかもしれませんね。
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面接に苦手意識を持つ自衛官は多いので、こういうのを利用して転職活動を進めて行った方が良いですね。