自衛隊員が転職をする際にちょっと困ってしまうのが、履歴書や職務経歴書の書き方だと思います。
ありがちな失敗としては、書きすぎてしまうこと。
気になるポイントがあれば、面接官の方から聞いてきてくれます。
それが一つ話のネタにもなるわけです。
そうではなく、つらつらと書いてあってもわかりにくいですし、何となく「どんくさい」イメージを与えてしまうことも。
そのため、シンプルかつわかりやすく、というのが基本です。
履歴書・経歴書は会社によって書き方を変えよう
近年では流石に若い方は転職エージェントを使うでしょうが、以前は自衛隊からの転職というと自衛隊援護協会に行く方が多かったと思います。
今も転職の相談に行っている方は多いと思います。
就職援護室を使うなら部隊名まで細かく書こう
自衛隊の自衛隊援護協会を利用する場合、
をそこでは履歴書や職務経歴書の相談にも乗ってもらえるのですが、少々細かい書き方の見本を勧められます。
というのも、自衛隊援護協会が紹介している職場には元自衛隊員が多いからです。
同じ部隊や駐屯地で働いていたことがわかれば、それだけで「お、同じだ」と親近感を感じて下さる面接官の方もいらっしゃるでしょう。
実際、同じ任務をしていた方々が同じ職場に集まることも珍しくはありません。
つまり、「元自衛隊員が多い職場なら細かく書いた履歴書や職務経歴書は武器になる」わけなのです。
転職サイト、エージェント、ハロワを通すならザっと書く
上記とは逆に、元自衛隊員がほとんどいない民間の会社に同じように書いて提出してみたらどうでしょうか。
細かな経歴を書いた履歴書や職務経歴書を見せられてもハッキリ言って、「よくわからない」というのが本音だと思います。
自衛隊の外にいる人達にとって、部隊というのは正直あまり関係がありません。
自衛隊の出身なら体力もあるだろうし、協調性もある。
そんな漠然としたイメージで雇ってくださる方がほとんどです。
そのため、会社によって書類の書き方を変えて出すのがおすすめです。
自衛官時代に受けた教育は職務経歴書にまとめましょう。
ただ、受けた教育に関しては、履歴書とは別の食経歴書にしっかりまとめておきましょう。
職務経歴書は、今までの会社で学んできたことを、次の会社でどう役立っていくのかをチェックするための書類です。
そのため、例えば事務仕事を希望しているのにレンジャー出身であることをアピールしたり、大型免許を複数所有していることをアピールするのは意味がありません。
まずは、希望している職種に対して自分のしてきた過去の任務や取得した資格は役立つのかどうかをチェックしてみてくださいね。
まとめ
履歴書も職務経歴書も、希望する会社の人事担当者が見るものです。
自衛隊員出身ではない人に、自衛隊のことをゴリ押ししても意味がありません。
常に相手のことを考えて、よく想像して書くことが一番大切だと思います。
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