自衛隊員の転職というと、就職援護を利用される方も多いかと思います。
しかし、私は就職援護は利用せず自分で探した転職エージェントを利用しました。(参照:自衛官こそ転職エージェントを使うべき理由!)
そこにはいくつか理由があります。
そこで、これから就職援護を利用しようとしている方に、色々ご説明させて頂きますね。
就職援護で扱っている求人とは
まず、就職援護で扱っている求人というのは、いわゆる【3K】な求人がとても多いのです。
きつい、危険、きたないで3Kです。
普通の転職エージェントとか求人サイトが扱っているような求人とは、ちょっと異質だと感じました。
もちろん合う合わないがありますので、就職援護を利用してスムーズに転職する方もいらっしゃるでしょう。
しかし、合わない人は無理して利用する必要が無いのです。
求人のほとんどが身体を動かす仕事
求人の内容としては、土木や鳶など体を動かすような仕事はとても多いです。
ドライバーとかも、自衛隊では免許が取れるというイメージが強いので非常に多いですよ。
警備員や農家などもあります。
最近ではとても多いのが介護系の求人ではないでしょうか。
お給料もぐっと下がるし安定もしていません。
そして、精神的には自衛隊よりも辛い面もあるかもしれません。
なぜ待遇の悪い仕事ばかり扱うの?
このように、就職援護で扱っている求人は体力的にも精神的にも辛い仕事ばかり。
なぜなら、求人を出す側の会社は、イメージそのままの自衛隊員を求めているからです。
体が丈夫で精神的にも強く、汚い職場でも大丈夫な人材が欲しい!
…なんて会社が多いのです。(呆れますよね)
自衛隊員は世間知らずな方も多いですから、そのまま転職してしまう方が多いのですが、そこが少々疑問に感じました。
同じ職種でも給料は雲泥の差になることも
ドライバーの仕事だって、元自衛隊員や自衛官を集めている会社はあります。
そういうところだと高給ですが、援護で紹介される場合はお給料も相場より低かったり…。
そのため、就職援護を利用される場合でも、必ず外部の求人との比較は必要だと思います。
就職援護が向いている人もいる
例えば、実家が事業を営んでいて、跡継ぎだからそれまでに少し働くだけの職場を探している…といった方には援護がおすすめです。
その方が早く職が見つかる可能性があるからです。
また、就職援護にたまたま希望していた求人が来ている場合は、ぜひ利用して下さい。
その方が内定を貰える確率も高いですし、その後、自分でキャリアアップしてもっと上の仕事をしたいと考えている人にはオススメです。
女性自衛官が就職援護を使う場合
女性自衛官の場合は、チラッとお話を聞いてみたのですが、まず介護関係を勧められます。
資格持ちの人間なら看護系ですね。
ドライバーや土木は基本的に男性ばかりなので、とにかく女性は介護系を勧められますよ。
体力がありますし、雇う側からすると女性の元自衛隊員というのは介護の世界では非常に評価されるのです。
そのため、普通の事務などそういった仕事をしてみたい!という方には就職援護は勧められません。
お見合い話も!?
また、私の女性の先輩方は、就職援護を利用して面接を受けた際に、自社の社員とのお見合いを勧められたというケースもありました。
こういった会社の多くは親族経営の会社です。
働き者の女性をお嫁に欲しいからと、元自衛隊員を雇って結婚させてしまおう!という会社も、実は結構あります。
実際、しつこく言い寄られたという先輩もいらっしゃいます。
こういったこともありますので、特に女性の場合は転職エージェントなどを使うことをおすすめしたいです。
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