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自衛官を定年退職後、民間企業の総務部長に転職しました

→転職成功談

私は転職前は、北部方面隊の札幌駐屯地に勤務していました。

この任地での最大規模の仕事は、毎年2月に開催される札幌雪まつりの準備作業でした。

知らない方がたくさんいらっしゃると思いますが、札幌雪まつりの準備作業は自衛隊がおこなっているのです。

とくに大変だったのは、降雪量の少ない年の準備作業でした。

札幌市周辺で降雪量が少ないときは、北海道全土から雪をかき集めて、雪像を制作していくのです。

このため時間との戦いです。そして、せっかく雪を集めても、暖冬のときは雪像が溶け始めてしまうため、雪像の形を維持するのも大変でした。

自衛隊在職中に感じていた独特の悩み

自衛隊在職中の悩みといえば、とくに北海道の有権者は自衛隊に対して厳しい視線を送る方がいらっしゃることでした。

このため、なんとか札幌雪まつりの準備作業をとおして、少しでも親しみを持っていただければと思ったものでした。

自衛隊の定年は、民間企業とは異なり50代です。ですから、定年退職したあとは転職活動をする必要があります。

しかし転職とはいっても防衛大学校を卒業して以来、いっかんして自衛隊で人生をおくってきたため民間企業で何ができるのかと自問自答してしまいます。

そこで、自衛隊OB有志で結成された転職を支援する団体などをとおして、民間企業を紹介してもらうことにしました。

民間企業への再就職後

転職活動の期間は、民間企業のなかには、どのような組織があり、どのような活動をしているのかを勉強しました。

図書館に通って本を読んだり、新聞を読んで勉強しました。

また、先輩の自衛隊員で民間企業で働いている方もいらっしゃるため、その方のところへ出向いて話をうかがうこともしました。

転職活動を6ヶ月ほどした結果、財務省の出身者が顧問を務めている印刷会社へ総務部長として転職することができました。

転職後はやりがいのある仕事に

そこで、人事採用や人事制度の改正、福利厚生制度の新設、社内コミュニケーションの活性化などに取り組みました。

転職して良かったと思えたことは、月に一度の社内報の発行を開始し、私が初代編集責任者となったことです。

社内報には、社長のメッセージだけでなく、1ヶ月間の会社の出来事やお祝い事、それに結婚した社員の紹介や、新入社員の紹介、子供が生まれた社員の紹介を掲載しました。

できるだけ明るいニュースを掲載するようにして、社内の融和を図ろうと努めたのです。

社内報を始めた当初は、あまり社員から関心を持たれませんでしたが、月日がたつにつれて皆さんが社内報の発行を楽しみにしてくれるようになり、私もやりがいを持って編集責任者の任を全うすることができたのでした。

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定年退職後の転職活動で気を付けること

民間企業へ再就職する際には、自衛隊OBからお声がけしてもらうのが一番手っ取り早いです。

しかし、すべての自衛官にそのようなチャンスがあるとは限りません。

幹部自衛官であっても定年退職後は道路工事の旗振り仕事をする人もいます。

やはり大事なのは、ちゃんとした会社に再就職できるよう、しっかりと転職サポートを受けることです。

自衛隊にある就職援護では偏った求人しかありませんし、転職のプロがサポートしてくれるわけではありません。

だからこそ自衛官が使うべきなのが民間の転職サービスなのです。

 

自衛隊員が転職エージェントを使った結果