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自衛官の給与明細から紐解く、給料から天引きされる項目【独身編】

自衛隊の給料

自衛隊を退職して転職したとしても、給料がどれくらい上下するのかわかりませんよね。

自衛隊在籍中の給料より上がるのであれば問題はないですが、悲しいことに転職者の半数は前職より年収が下がるというデータもあります。

国家公務員である安定した職を捨てて、他の仕事に再就職するとなると金銭面が不安な人も多いですよね。

そのせいでなかなか転職に踏み切れないという事もあると思います。

しかし、実は自衛隊の給料って民間企業よりも引かれる物が多いので、転職して年収が下がっても生活にはあまり支障が無い場合があります。

転職を考えている自衛官の貴方、お手元に給与明細をご用意ください。

自衛隊では何が天引きされて、民間企業では何が引かれないのか、ご説明します。

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自衛官の給与明細を確認してみよう

独身・既婚者・扶養者ありなどで自衛官の給与もだいぶ差があります。

まずは独身者の給与明細から見ていきましょう。

【例】26歳独身営内者の給料明細

俸給(基本給) 246,000円
寒冷地手当 3,680円
総支給 249,680円

寒冷地手当は地域によって支給される場合とされない場合があります。

これと同じく、地域調整手当や、広域移動手当など、隊員によって支給さる手当は千差万別です。

では、上記の総支給額249,680円から、天引きされるものを見ていきましょう。

短期(健康保険) 9,503円
長期(年金) 22,206円
所得税 5,300円
地方税(住民税) 13,300円
福祉 600円
共済控除(※) 54,410円
振込額(手取り) 14,4361

上記の天引後、手取り金額は14万4361円ということになります。

 

「26歳で手取り14万なんて少ない!転職だ!」

 

と憤慨している自衛官もいるでしょう。

しかし、注意してほしいのが「共済控除(※)」という項目。

給与明細の2枚目の紙に詳細が掛かれています。

これは、生命保険や団体保険、定期積立などが給料から差し引かれているということです。

共済控除(※)54,410円内訳
定積(定期積立) 30,000円
団体(日本生命) 5,000円
団体(明治安田) 5,000円
生命保険 10,000円
防生協 2,000円
傷害保険 2,410円

定積以外は全て保険です。

定積(定期積立)

超するに給料天引きの積み立て貯金のこと。

防衛省共済組合の貯金金利は民間に比べてバカ高いので、貯金するだけでもかなりメリットがあります。

団体生命保険

「団体」というのは、1口100円で満額50口加入可能な団体保険です。

一応任意ではあるものの、まず100%加入します。

2社ありまして、ほとんどの隊員が2社とも満額加入を勧められているはずです。

掛け金が安いのに死亡保障が6000万とかなりお得な保険。

さらに毎年1回、還付金として保険会社から2万円程度の現金支給があります。

生命保険

こちらは民間の生命保険会社によるもの。

駐屯地に出入りする保険のおばさん(お姉さん)に無理やり勧められたという人もいるでしょう。

医療保障に対する割合が多いのですが、多くは死亡保障・医療保障がセットになった生命保険に加入しているため1万円と高額になりがちです。

防生協

防衛省生協の生命共済です。

1口1000円で死亡・入院・手術などの保障があります。

こちらも掛け金が安いのでほとんどの退院が加入していると思います。

傷害保険

ケガに対する保険で病気には効果のない保険です。

例えば、勤務中に足をくじいて病院に通院した。というのでも保障されます。

自衛隊にいるだけで生命保険にかかる金額

こうしてみると、保険にかける金額の合計は約24,000円です。

(うち1万円は自己都合でかけた民間の生命保険)

ずいぶんと自衛官は保険にかける金額多いことがわかります。

もし民間に転職したら、14,000円は払わなくて良い金額になります。

 

転職後に天引されるであろう金額

では、もし自衛隊を辞めて同じ給料のところに転職したらどうなるのか?

給与明細の項目は変わっても、引かれるものはほぼ同じです。

【例】給与249,680円からの天引額と手取り

健康保険 9,503円
厚生年金 22,206円
所得税 5,300円
地方税(住民税) 13,300円
振込額(手取り) 199,371

自衛隊に居た時の手取り金額は14万4361円

民間に転職したときの手取り金額は19万9731円

 

「やっぱり転職した方が手取りが上がってる!」・・・と思うでしょう?

 

しかし、ちょっと待ってください。

自衛隊のときにしていた定積30,000円がありませんよね?

それ、そのまま手取りに移動しただけです。

さらに天引以外にも払わなくてはいけない物があります。

生活費のことをわすれていませんか?

自衛隊にいたときは営内暮らしで家賃はかかりませんでしたが、今度は自分で家賃を払わなくてはいけません。

さらに食費や水道光熱費だって自分で払っていく必要がありますね。

(実家暮らしが出来る人は除きます。)

生活費内訳/費用 全国平均
食費 20,000円
光熱費  10,000円
通信・携帯  12,000円
交際費  20,000円
日用品など  3,000円
衣料品  20,000円
合計額  85,000円

自衛隊から転職すると、これらのものを手取り金額は19万9731円から自分で払わなくてはいけません。

自衛隊時代に加入した民間の生命保険料10,000円や家賃も追加されます。

するとどうでしょう、本当に自由に使えるお金はいくらも残りませんね。

自衛隊に居た時の方が良かったと思う瞬間

手取り金額だけを見て、「自衛隊は給料が安い、仕事がキツイ」と転職する人がいます。

そして転職して自分で払わなくてはいけない金額の多さに驚きます。

「自衛隊に居た時の方が自由に使えるお金が多かった」そういって後悔する人が後を絶ちません。

自衛隊を辞めても後悔しない転職方法を教えます!

自衛隊の給料は良くも悪くも平均値

今回の例は26歳独身営内者の給料明細ですが、20代半ばで月給25万円というのは平均より少し高いくらいになります。

ただ、自衛官の場合は仕事からケガや死亡の危険性がつきまとうので、多めに保険に加入していることが多いです。

それが原因で手取りが少なく思えてしまうのです。

逆に言えば、自衛官という危険な仕事を辞めてしまえば、余計な保険料を払う事もないので、それなりに暮らせるということですね。

自衛官が本当に使うべき転職サービス

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