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自衛隊から福祉住環境コーディネーターへ転職

→転職成功談

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自衛隊を辞めて福祉住環境コーディネーターへ

私は高校を卒業し、自衛隊に入隊しました。

自衛隊の厳しさは当然覚悟していました。しかし、それは想像以上でした。

特に上下関係の厳しさは、民間企業にはないものでした。

入隊直後は駐屯地住まいです。そこにもプライベートはありません。

上官や年次の上のものから、「何か買って来い」と言われれば断れません。

イヤな顔をしただけでも、長時間の訓戒や説教が待っています。

そのような毎日の中で、私の精神は徐々に蝕まれていったのです。

自衛隊で精神を病んてしまった…

そしてある日のことです。実弾訓練の途中で、我を失いその場にうずくまってしまったのです。

それは、実弾が射撃されている下を匍匐(ほふく)して前進する訓練でした。

銃座は固定されているので、実弾が当たるという事はありません。

しかし、私は突然恐怖に襲われ身動きできなくなってしまったのです。

気づいた時は、駐屯地内にある病院のベッドの上でした。

私は、自衛官としての自分の能力に限界を感じ除隊する事に決めたのです。

結局3年間、自衛隊に在籍していた事になります。

<転職活動の期間>

除隊した後、半年間はリハビリに充てる事にしました。

精神的に不安定だったからです。

同時に両親のすすめもあり、精神神経科に通院する事にしました。

精神科や心療内科に通院する事を良しといない風潮がありますが、症状を悪化させないためにも受診する事が重要です。

社会復帰を希望している方ならなおさらです。

自衛隊の仕事が合わずに精神科へ。辞めたいなら辞めよう

 

私が、希望した職種は福祉関係でした。

今度は、人を助けるような仕事をしたかったのです。

しかし、私の場合、福祉関係の経験や資格もありません。

ちなみに福祉関係の資格は、実務経験を必須とするものが多いです。

その中で目をつけたのが福祉住環境コーディネーター2級の資格です。

ただ、いきなり2級を受けるのは不安があったので、まずは3級を受験することにしました。

学校に通うことはせず、テキストを購入し独学で勉強しました。

結局、自衛隊を除隊し資格を取得して就職するまで1年半くらいかかりました。

<転職活動中の悩み>

まず、自分のメンタルへの不安です。

しかし、精神神経科の先生のおかげで、安定した状態を維持する事が出来ました。

また、資格の取得にも不安があったのですが、3級をとった時点である程度の自信を持つ事が出来ました。

私の場合、普通免許を持っていた事も大きかったと思います。

資格だけ、免許だけだと就職も厳しかったと思います。

<転職してよかったこと>

転職してよかったことは、自衛隊ほど厳しい上下関係がない事です。

また、今は自宅から通勤しているので、プライベートも十分確保されています。

また障がい者の方が、今まで出来なかった事が出来た時の喜びは言葉にできないほど大きいです。

私は現在、障がい者の方の送迎業務をしながら、福祉用具についてアドバイスをしたり、施設の改修について建築士の人と話し合ったり、様々な仕事をやらせてもらっています。

将来的には、社会福祉士の資格を取り、サービス管理責任者や施設管理者を目指していきたいと思っています。

自衛隊を除隊した時は、自分は「負け組」であり、生きていく資格はないとまで思い詰めました。

しかし、今の自分から振り返ってみると、それは「井の中の蛙」的な考え方だったと思います。

やはり社会経験を積む中で見えてくるものもあります。

人生、挫折はつきものです。

そのあとのリカバリーが、大切だという事を今回の経験で学ばせてもらいました。

私のこの経験が、みなさんのお役に立てば幸いです。

自衛隊に在籍しながら資格取得を目指そう

除隊してから資格を取って再就職!…となると、場合によっては1年以上もかかることもあります。

その間は無職?フリーター?

なんにせよ、金銭的・精神的に厳しくなることは目に見えています。

その為にも、自衛隊在籍中に資格取得を目指すのが、転職する為には賢い方法です。

幸いにも自衛官はGWや年末年始など、比較的に長期休暇が取りやすい環境となっています。

一点集中で勉強して資格取得を目指しましょう。
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