女性自衛官も任期満了で退職、転職活動で困っている人が多いです。
女性自衛官と聞けば、世間一般からは特殊な目で見られることが多いですし、自衛隊で経験したことが一体どんな仕事に役立つのか分からないという人もいるでしょう。
肉体労働はしたくない…、けど女性自衛官が再就職できる職業って何があるの?
転職活動をしていく中で、そんな疑問は湧いてこないですか?
今回は元女性自衛官が実際に転職活動をした際に、どんな企業が興味を持ってくれたのか教えてくれました。
この情報は就職援護室では絶対に得られない情報ですので、是非チェックして下さい。
女性自衛官に興味を持ってくれる企業とは?
実際に転職活動をしていて、女性自衛官に興味を持ってくれる会社というのはとても極端でした。
大手かベンチャーのどちらかです。
個人的にはこじんまりとした会社でゆっくりやりたいという気持ちが強かったのでどちらも希望していなかったのですが、ハッキリ分かれていたのには驚きました。
ただ、ベンチャーはまだしも、大手から声がかかるとは思っていなかったのでそれは予想外でした。
大手企業は元女性自衛官でも研修して育ててくれる
まず大手企業ですが、正直私の持っているスキルとは見合わないと思います。
一番好感触だった大手ではどんどん若手を育てていきたいとの事だったので、厳しい研修にも付いてこれそうな人材だと判断されたのでしょうか。
他業種を経験している若手を育てて、長く会社で働いてもらえるようにしたいとのことでした。
女性の場合は結婚や妊娠でそのまま退職してしまうケースが多いのですが、戻ってきやすい職場作りを徹底しているそうです。
そういう会社としての方向性にぴったりとマッチしていたのかなと思います。
他にも、大手は案外手応えがありました。
ただ、申し訳ないことにこちらからお断りさせて頂く会社もありました。
転職エージェントの担当者さんがどうしても受けてみて!ということで受けたらたまたま通ってしまうことも。
そう考えると、女性自衛官としての過去は大手狙いならプラスになるのかな?と思います。
ベンチャー企業は特殊な経歴の女性を求めている
ベンチャーとも相性が良いみたいでした。
ただし、ちょっとめずらしい仕事をしていた人をピックアップしているようにも感じます。
例えば、社員のほとんどが面白い経歴を持っていたり。元バックパッカーが多い会社なんです!と力説されたことがありました。
社員のほとんどが「元○○のブログ」をやっているので、そういう会社なんだなぁと思うしかなかったですね。
他にも、正直に今は営業がとにかく忙しくて体力勝負。
営業に女性社員も欲しいけれど、体力が足りなくて辞めてしまったり事務を希望されることが多いという会社もありました。
なるほど、確かに私達元女性自衛官は普通の女性に比べて体力があります。
というより、鍛えていない方なら男性よりも余程体力があります。
それでいて女性ならではの心遣いが出来るからということで、営業が盛んな会社はやはり興味を持って下さる方が多かったですよ。
ただし、私が希望していた「規模は小さめだけれど安定している会社」からは全然お声がかからず、正直苦しい時もありました。
ただ、こういう会社は向こうからは動きにくいのでこちらからどんどん動いていけばもっと色々な会社の選択肢もあったのかなと思います。
女性自衛官を欲しがる企業
ベンチャー企業
女性自衛官は普通の男性より体力があるので、営業など体力勝負の職種では引っ張りだこのようです。
自分の力を試してみたいという女性にはぴったりでしょう。
大手企業
若手を育てようと研修が充実しているので未経験でも受け口は広いです。
また、自衛隊の厳しい訓練に耐えたという経歴があれば、企業の研修も逃げ出さずに受けれそうと思われているかもしれません。
さらに、大手企業では女性が結婚・妊娠出産後も働ける環境が整っているので、長く勤めてくれる人を求めています。
⇒自衛隊員の転職といえば就職援護室だけど…本当の話って知ってる?
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