自衛隊を辞めて今の会社に入るまで、私は一年ほど休んでいました。
正確に言うと、リハビリをしていたようなものです。
毎月病院に通い、後はイベントに参加したり良くなるために出来る限り頑張りました。
この頑張りすぎてしまう性格が良くなかったのでしょうが、自衛隊を離れたことで症状はどんどん良くなっていきましたよ。
自衛隊で精神を病み「うつ病」に。
もうおわかりかもしれませんが、私は精神を病んで自衛隊を離れました。
厳しい訓練、逃げ場の無い人間関係、全てに追い詰められていったんです。
学生時代、私は吹奏楽部の部長をしていました。
とても厳しい部で、毎日運動部並のトレーニングもこなしました。
それでも、何とかみんなをまとめあげることが出来ました。
自分は精神的に強い人間なのだと思っていたんです。
自衛隊の性質が合わずに「うつ病」になり逃げ出した
しかし、実際には違いました。私は耐えられなくなってしまい、自衛隊を逃げ出すことになったのですから。
今になると、人には向き不向きがあるとわかります。
しかし、当時は逃げてしまう自分に対して強い嫌悪感がありました。
今の先生に出会わなければ、治療ももっと長い時間かかっていたと思います。
人が怖いと心から思ったのは初めての経験です。
治療には一年かかりましたが、それでも順調のようでした
ただ、私の場合は治療がすごく順調でした。
それでも1年間も時間がかかってしまったのですから、心を病むというのは本当に恐ろしいものです。
今はリハビリのためにも、働きながら老人ホームでのボランティアに参加しています。
誰かの世話をすることで、自分の存在を認識すると言いますか。ボランティアをするようになってから、一気に社会に復帰していきました。
無事に再就職して社会復帰へ
といっても、今の仕事はIT関係なので福祉とは全く違うように見えますね。
ただ、うちの社長は福祉に対して関心の強い方なので、そういったホームページなどを作成する際に色々と意見を取り入れてくれています。
こういう社長ですから私を雇ってくれたわけですし、そして居心地良く働かせてくれています。
5年ほどこの会社で働いていますが、今のところ精神的に苦しい思いをしたことはありません。
それだけ自衛隊が合っていなかったのでしょう。
やはり特別な仕事ですから、私のように特別合わない人間も出てきてしまうのだと思います。
そう考えると何も不思議ではありません。
だからこそ、今自衛隊で悩んでいる人にはそうわかってほしいです。
たまたま合わなかっただけで、きっと自分に合う仕事があるはずです。
だから無理しないで、心を休めてと伝えたいと思っています。
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